大学院てどんな所? 社会人から大学に入るには? どうして大学院なの?

 

                         森田 千恵の大学院レポート 連載 第2回

                    第2回 勉強と保育

                                                                        

昨年度は、長女が小学校3年生、次女は保育園年長組でした。

仕事をしていたので、幸い長女は学童保育所に行っていましたので、17時まではそこで過ごすことができました。次女の保育園も昨年度4月から7時〜19時の開所となり、私は基本的に17時過ぎに迎えに行っていましたが、利用しやすい保育時間となっていました。でも、もし大学や大学院に行きたいと思っても、お子さんの保育を考えて断念するというケースもあるのではないでしょうか。私の周囲にも「まだ子どもが小さいから」とあきらめている人がいましたし、自分自身も数年前断念したことがありました。

日本は就労のための保育さえ不足している自治体が多いのです。それでも最近、ファミリーサポートセンターや保育者のNPOが増えてきましたので、勉強したいと思ったらあたってみてはどうでしょう。

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さて・・・、夜は保育園も学童保育もあいていませんし、子どもだけで留守番をさせるわけにもいきません。子どもが自分たちだけでごはんを用意するのはまだ危なっかしくもあります。科目等履修生の授業は子どもの保育時間内ですみましたが、夜の院試勉強会のために、保育者の手配をしなければなりませんでした。一番頻繁にお願いしたのは「ひまわりママ」という民間保育ママのNPO。次に私の母。そして夫または同じマンションの友人でした。

自分ひとりの力でできなければ、他人の力を借りて思い切ってやっていいのだということは、仕事しながら学んだことでもありました。ですので、勉強のために夜保育者を頼むことにためらいは感じませんでした。

「ひまわりママ」は、次女が2歳くらいから利用していました。以前は勤め人でしたので、子どもが熱を出しても、どうしても出勤しなくてはいけない日もありました。そんなときに、「ひまわりママ」の保育者に来ていただいて、子どもをみてもらっていました。みてもらう前に、私が子どもを病院に連れて行き、薬をもらって帰ると、「ひまわりママ」さんに子どもへの投薬もお願いして出かけることができました。保育者は、ほとんどが育児経験のある50代、60代の女性で、安心して任せることができます。

「ひまわりママ」さんに頼むとき、食事は子どもたち二人の分を作って、冷蔵庫に入れて、何を出してもらうかわかりやすいように手紙を書き、保育者に直接説明もして、出かけました。慣れないよそのうちの台所ですから、家事がしやすいように気を配りました。

今年、大学院に入学してからも、授業時間が遅い日があるため、「ひまわりママ」さんをお願いしていますが、長女が4年生になったということで、5時〜8時30分までお願いしたとすると、次女は3時間30分の保育料、長女は食事時間の1時間の保育料にしていただいています。

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勉強会は、出ていてよかったと思います。発表の担当者を決め、色々な大学院の過去の入試問題を解き、解説し合うという形式でした。大学院の入学試験科目は、英語(辞書持ち込みは不可)と専門科目(私の場合、社会学)というところが多いようです。私は20代に卒業した大学では英文学が専攻でしたので、社会学はまったくの独学でした。勉強会に出て、学部で社会学を学んでいる方の知識やオススメの教本などを教えてもらい、とても役に立ちました。

さらに言うと、その勉強会のメンバーのうち、日本人学生が2人、留学生が3人、無事同じ大学院に入学したため、入学後も以前から知っている人たちとして、お互いに話しやすく、サポートし合える仲になっています。

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大学では、科目等履修生として登録している科目以外も、実は授業を受けていました。N先生の「社会調査」とY先生の大学院ゼミには1年間あまり休まずに出席しました。入学前から、Y先生が「わざわざ登録しなくても、担当の先生に話を通せば、もぐりで聞いていいよ」と聞かされていたのです。(Y先生とは、@でふれた、家族社会学の本を書いていた先生です)

そうは言っても、1科目も登録せず、お金を払わず、授業に参加するのも気がひけるので、前期に1科目、後期に2科目登録しました。大学の世界では、他大学の学生が興味あるゼミに非公式で参加するのはよくあることらしいので、もしこの大学のこの授業が聞きたいとはっきりわかっている場合は、もぐりで聞くというのもひとつの手のようです。

また、大学では正式の授業以外に、先生と有志の学生で「自主ゼミ」を行なっていることもあり、これも他大学の学生や社会人でも参加できるようです。(つづく) 次回更新は11月8日です。

                

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       著 森田千恵 監修 田中喜美子   

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