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更新:9月2日

連載第4回 

 「家族を巻き込め!」

家事@ラクラク座談会が開催されました!

「家事@ラクラク」のライター森田千恵さんとの座談会にお申し込み、ご参加いただき、

ありがとうございました。なごやかで楽しい雰囲気の中、無事終了しました。

今回の座談会の内容はいずれ当社のレポート集として発表したいと考えております。

(管理人より)

                         ライター 森田千恵

こんにちわ。ライターの森田千恵です。

今回は、家族に家事をどう分担していってもらえるか、書いてみたいと思います。

現在の我が家の状況ですが、‥‥‥

    夫は、平日は、帰宅が22時以降という忙しい会社員。そのため、土日に主に家事を分担してくれています。土日について説明しますと、朝食はほとんど夫が作り、昼食、夕食も70%くらいは、夫の担当。掃除も80%は夫が担当。洗濯、その他の家事は、私と夫とで半々くらいずつやっています。

一方、平日は、ゴミ出しの責任者が夫、何をいつ出すから始まってゴミ置き場に持っていくのも夫の仕事。あとは、朝、洗濯機をスタートさせる、夜帰宅して、台所が片づいていなかったら、鍋を洗ったりするなど。

 

   子どもは、現在小学校5年生と2年生の女の子です。

こう言うとだいたいの女性からは、「いいわねー、女の子だから手伝ってくれるでしょ」と言われますが、そうではないのです。

我が家は、子どもが小さい頃から、男の子でも女の子でも家事を手伝わせようと決めて、育ててきました。たまたま女の子二人だったから上記のように言われますけど、‥‥でも女の子でも手伝わない子は手伝わないですよね。私の周囲を見ていますと、むしろ男の子のお母さんの方が男の子には手伝わせてはいけない、手伝ってくれないだろうと思いこんで接していることが多いように見えます。

家事は、家族みんなが協力してこなすものという姿勢を、一貫して子どもに伝えている私です。

具体的に、子どもたちがやってきた家事は、‥‥3歳頃からお米とぎ、4歳くらいからは、床のぞうきんがけ。4歳くらいから、野菜をピーラーで皮をむいたり、包丁で切る。風呂を洗う。これらは、土日にやっていました。その他に、自分のことを自分でやらせていました。保育園時代には、年中くらいから次の日の保育園の用意をさせ(タオルを入れたり、コップと歯ブラシを入れる)、乾いた洗濯物をたたむ。

小学校にあがってからは、洗濯物をとりこむ、米をといで水加減をして炊飯器をスタートさせる、自分の水着を洗う、お弁当箱を洗うなど。また、風呂洗いを平日にもやっています。

夏休みは、目標として、次女は上記の他に新聞をとってくることを決めていました。

 

 

家族は、なぜ分担しているのか?

 前の章を読まれて、あれ、この人、家族にずいぶんやらせているのねと思われましたか?

 または、この人、自分で家事をやっているのかしらって思われましたか?

 もちろん、私も家事をしていますし、家族もずいぶんやっています。私は仕事がら、土日でも電話などで取材をしたり、原稿を書いたり。現在は大学院にも通っているため、読まなくてはいけない本が山ほどあります。そのため、家族に家事を分担してもらって時間を作っているのです。

 そして平日は、夫がほとんど家にいないため、私が主に家事をやっています。つまり私と夫との間には、ギブアンドテイクの関係が成立しているわけです。

 私と子どもの間にも同じことが言えます。子どもが大きくなったとはいえ、食事作りや掃除、洗濯は主に大人の仕事です。また学校の保護者会に出席したり、ピアノの先生に欠席の連絡をしたり、スイミングの教室に振り替えの電話をしたりするのも、私の役目。

 子どもたちにはそういう仕事を私がやっていて、その他にも私には家事や仕事、自分の友人とのつきあい、勉強などのために時間が必要なことを話します。そうして、子どもたちができるお手伝いを分担してもらっているのです。

 夫にも子どもたちにも、家事をこなしてくれたら、できるだけねぎらいの言葉をかけます。

「とっても助かったわー!」

「上手にできたわね!」

家族であっても、感謝の思いをはっきり伝えることが大事かなと思います。

 

 

どうしたら、分担してもらえるか?

 なにより、自分が家族に対して、「分担させたら申し訳ない」という気持ちをもたないこと。家事を家族で分担するのは当然のことなのです。もし今、あなたが専業主婦で夫が会社員として生計をたてていても、夫の休日には、夫婦二人で家事を分担してはどうでしょう。そうしないと、あなたの休日はありませんよね。家事は、一見楽そうに見えますが、土日でも休めず、小さい子どもでもいれば、24時間体制です。

 週に1日でも2日でも、家族の協力dayを作ってしまいましょう。そして最初は簡単なことから、少しずつ、がコツです。

 

 

子どものお手伝いって

 「子どもにはお手伝いはあまりさせたくない。大きくなったらしなくちゃいけないから小さいときくらいはいいじゃない」というお母さんがいます。

 そうでしょうか?

 子どもと家事をやってみて思うのは、予想以上に子どもは楽しんでいるし、親子で一緒に話したり、共同作業をする場にもなっているのです。

昔の方が子どもに手伝いをさせていた、とよく言われます。昔の方が家事も手がかかっていたでしょうし、子どもの数も多かったので、上の子どもの力を借りないと、親も家事をこなしきれなかったのでしょう。

 「子どものお手伝い=親が楽をしようとしている」のではなく、「子どものお手伝い=子どもの体験&子どもが自立する訓練の一つ&子どもと親がふれあう機会」と、私はとらえています。

 

 

家族の協力ゲット!作戦―1

 夫が休みの日に、あなたのやりたかったことをやってみませんか。

 英会話の学校に行く、フラワーアレンジメントを習いに行く、見たかった映画を友人と一緒に見に行く。

 最初はなるべくやむをえない用事や勉強、実家の母に頼まれたことなど、あなたの夫が理解してくれそうな理由にしておきましょう。子どもの服を買ってくる、おひな様や五月人形の下見でもいいですね。子どもを連れて行くと途中であきてうるさくなるからと言って、夫と子どもは置いて出かけましょう。

 その外出の間には、当然色々な家事をやる必要が出て来ます。

 妻がいないと、しかたないからやろうかと、夫も重い腰を上げます。

 洗濯物を干す、ふとんを干す、子どもと夫の昼食、などなど。最初なので、料理なんてまったく無理な夫なら、あなたが食事を作っておき温めてもらう、子どもが外に出たがりそうなら、子どもと夫で買い物に行っておいてもらうなど、やってもらいやすいように工夫しましょう。買い物も最初からたくさん頼むのではなく、始めはいくつか必要な物を頼んで、慣れて来たら、あれこれ頼んでしまいましょう。

 

 

家族の協力ゲット!作戦―2

 子どもが小さい時から、なるべく夫を家事に巻き込みましょう。

 育児が大変な時だから、これを分担してね、と頼みやすい時期です。もちろん育児についても、夫の協力は不可欠。子どもにとっても母親だけではなく、父親が関わることで良い影響がありますので、ぜひ巻き込んで。

 

 夕飯作りの忙しい時間帯に、専業主婦のAさんは、このように夫に声をかけて成功しています。

「夕飯作りと子どもの遊び相手、どっちかお願いできない?」

 こう言って、夫に選んでもらうと、夫も強制されたという感覚がないのでよいようです。

 

 また共働きのBさんは、じゃんけんやあみだくじを勧めてくれました。

「休日の午前に、掃除と買い物、洗濯物干しと子どもの世話など、同時にやってしまいたい家事を、じゃんけんで勝った方が好きな方をやるとか、あみだくじでどっちがどれをやるかを決めていました。遊び感覚でできるので、どっちが何をやるって険悪にならずにいいみたいですよ。」

 

 子どもを家事に巻き込むにも、「小さい時から」がベスト。3歳くらいって、大人の真似をしたがりますよね。そういう時に、「やらせるとかえって時間がかかるから」、と家事から遠ざけると、小学校に上がってからでは、もうやってくれなくなります。

 3歳、4歳でも正しく教えれば、包丁で野菜を切ることができますし、失敗が心配なら失敗してもいい物を与えて、子ども自身の好奇心をつぶさないように。きゅうりがデコボコに切れていてもいいじゃないですか。やる気を生かす方が大事です!

 あとは、お母さんが時間の余裕のある時に、子どもにお手伝いをさせる方がいいです。手伝いどころかかえって汚されて、ストレスが倍増した、という話もよく聞きますが、やらせる時を選んでやればいいのです。

 

 

家族の協力ゲット!作戦―3

 夫が家事をやりやすい環境を整えるのも大事です。

 たまにしかやらないから、わかりにくいということもありますが、たとえば台所の調味料も、できるだけ他の人が見ても一目でわかるように配置する。買い置きも関係のある物は同じ場所に収納する。

 我が家の台所は、「見える収納」にしています。

 子どもをお手伝いに巻き込むのも、道具をそろえてやりやすくしています。

 ピーラー、子ども用の包丁、小さめのまな板。もちろん可愛い模様のエプロン、三角巾も用意してあります。ぞうきんも、子どもが絞りやすいように、薄手の物がいいですね。

 子どもは競争心があるので、二人いたら二人でやらせると、とてもがんばってやろうとします。たまにおやつも一緒に作りますが、子どもは混ぜ混ぜしたり、こねこねしたりがとても好きなので、けっこうすぐに作れてしまいます。

 長女は小学校5年生なので、だんだんと単純なお手伝いでは物足りなくなっています。ですので、今までやっていないお手伝いをやらせたり、プロセスを全面的に任せるとけっこうやりがいを感じてがんばってくれます。皿洗いや「お風呂洗い→わかす」、「米とぎ→水加減→炊飯器をスタートさせる」などは、その例でしょう。

 

その他の対策など

 ここまで読んで来て、‥‥我が家にはとても無理だわーと思われたでしょうか。

 そういう方には、二つ、道があります。

 一つは、「夫の定年退職までは、がまんして自分が家事をやり、退職後の夫に家事を分担させる」。ただし、その年までやらなかった夫がやるようになるという保障はありません。

 時間があってもやらない夫はやらないからです。これは統計的に証明されています。

 もちろん、退職まで家事をやっていなかった夫でも、退職後家事をやるようになった人もいます。

 もう一つの道は、家事はほとんど自分で担うが、できるだけアウトソーシングして自分の負担を減らすこと。アウトソーシングするとお金がかかります。このテーマについては、最終回(次々回)に書く予定になっています。

 番外編として、夫がすぐにやってくれそうにない場合、子どもを先に鍛えるという方法もおススメ。そうすると、子どもが小学校高学年ぐらいになると、「うちの家族では、お父さんだけ家事をやっていないよ。変だよ。」と言ってくれて、夫がだんだんと家事をやるようになったという例もあります。

 

    みなさんのご家庭では、どんなふうに家族が家事に関わっていますか?エピソードをメールにてお知らせください!

*  私が主宰するHP「サバイバル☆ママ」でも、『家事をやっつけよう!』のページで、子どもがお手伝いして作れる料理のレシピを紹介しています。よろしかったら、ご覧ください。(アドレスは、http://homepage2.nifty.com/SURVIVALMAMA/ )

 

フリーライター 森田 千恵

  早稲田大学第一文学部英文学科を卒業後、国内、外資系の金融機関に勤務。
出産のため退職後、BBBやあんふぁんて等の育児ネットワークに参加。

「潟Oループわいふ」でニューマザリングシステムに関わった後に、フリーライターに転向する。現在はHP「サバイバル★ママ」で女性の再就職に関する情報や話題を提供。著書に
「賢い女の夫選び・夫育て」(株)近代文芸社より発行)がある。今年4月より社会学を勉強するために社会人として大学院在学中。
主な研究テーマは、夫婦の家事・育児分担と子育て支援、子どもをもつ女性の就業継続について。

当HPでも、「大学院に行こう」を連載し、反響を呼ぶ。

 

   

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