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起業体験記

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第1回

第2回

会社設立には・・・

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 1.起業体験記「シロウトの起業体験エッセイ」 

                           (資)ケーエス・ヒロインターナショナル 代表 川村洋子

第2回 ホントに起業できるの?

休暇に入ったものの、なかなか独立への決心がつかず、取引先との契約も間近に迫ってきていて、どうしたらいいものか悩んでいました。体の方は過労が原因だったということで、長年の毎日の通勤が負担をかけていたことをあらためて思い知ることとなりました。

2年後が目標だったのですが、取引先との契約の条件が、「法人であること」。しかし、私のやりたいオンライン講座の仕事は、今の私の状況ではその会社のシステムを使うことが一番有効だったのです。すごく悩みました。今の会社に対する思いもそれなりにありましたし、安定した収入を捨てるのはとても勇気がいることです。でもオンラインの仕事をやりたい、やりたい、という思いが、独立への躊躇を超えるほど膨らんできていました。

そんなところへ、以前仕事を請け負ったことのある会社から、2,3の在宅での仕事のオファーがきました。実は在宅の仕事は再就職後ほとんどお断りしていたのですが、その2,3の会社にだけはなぜか予感があってお引き受けしたりしていました。少しまとまった仕事でもあり、金銭的な部分でとても助かりました。決して定期的な仕事ではないものの、まとまったお金が入るというのは、ありがたいことですね。

ところが、金銭的にも時間的にも余裕ができると、かえっていろいろなことがしんどくなってきました。なにも無理してリスクをとることはないんじゃないか、とか、今の会社を辞めることの方が損だとか。オンライン講座も労力と経費と外国人講師との交渉などがあり、本当にできるのかなぁ、と今度はちょっと後向きというか保守的な気持ちが頭の中を支配しだしたのです。

さまざまな思いが交差する中、いくつかの起業セミナーなるものに出席することにしました。でもそこでは、起業した人の成功談とその会社のまあ宣伝ですね、そういう内容が多く、迷いの中にある私にはあまり役にはたちませんでした。(反面教師にしよう、とそのとき思ってました)

ところで、時々忘れますが、実は私には夫も子どももいます。私にとってはそのときは「休暇中」で「これから会社をつくるかもしれない」という大事な時期です。でも、昼間出歩くと「奥さん」とか呼ばれちゃうんですよね。昼間普段着で歩いている人はみんな「奥さん」なんですかね。普段仕事をしていたときは、あまり地域の人達と話す機会がなかったので、全く気がつかなかったんですが、改めて「奥さん」と呼ばれる立場の人間だったことに気づきました。

夫はもともと私の同僚(というか、夫の部で夫の上司の秘書やってたんですが)ですが、妊娠中仕事してるときも、結婚後仕事をするときもほとんど事後承諾というか「勝手にやってよ」っていうスタンスなので、仕事をする上では楽でした。手伝わないと口では言ってましたが、手伝うどころか、かなりやってます。ここ数年息子の服を買うのも休日の朝食もほとんど夫がやっています。(それ以外だと洗濯、買い物、学童の行事や個人面談等)「やって」とお願いするとやってくれないので、何も言わず、何もしないでいると、せっせとやってくれます。不思議・・・。夫の母は共働きだったせいでしょうか。ちなみに私の母は専業主婦だったので、弟は共働きなのに、何一つやってないようです。こういうのって関係あるんでしょうか。子どもは、私が働いているときからお腹の中でコンピューターのキーボードを叩く音を胎教としているので、0歳児のときから在宅ワークをしてました。で、子どもの前でワープロやパソコンやってても、子どもはなぜかさわらないんですよねー。それも不思議です。仕事している私の顔がこわかったからでしょうか?とにかく、私は家で仕事をするのも、外で仕事をするのも誰からも何も言われない状況だったんで、「夫や子どもに反対されて仕事ができない」という人の気持ちを理解することが今一つできないでいます。理解しようとは思うんですが、実感としてわからないんですね。周りの人から「なんで専業主婦にならないの?」って聞かれても、逆に「なんで働けるのに働かないの?」って思っちゃうので、きっと仕事をすることが当然だというのがしみついてしまっているのでしょう。

話がだいぶそれましたが、今回、起業をどうするかというさしせまった状況の中、とりあえず、法人の形態と法人設立に向けての下調べをするために、インターネットを活用しました。

ネットの情報はかなりコアなものから、一般的なものまでさまざまです。私はとりあえず1人で会社を設立ということを考え、それでできるかどうかを調べました。

そしたら、あった!資本金もちょびっとでできる1人でもできる法人が・・・それが合資会社でした。

(次回 第3回「合資会社」に続く)