(3月11日更新しました)

学び研究室では、スクールの選び方、自己学習、オンライン講座の有効活用など、

学びに役立つ情報を掲載します。また皆様からの情報もお待ちしています。(随時更新)

英会話スクールの選び方

たくさんある英会話スクールの中から自分にあうスクールを探すには?

本当に有効な資格と勉強法

いろいろな資格と就職との関係。その職業に有効な資格とその勉強法は?

自己学習に必要な環境とは・・・

自己学習にどんな環境が必要? 自己学習の効果的な進め方は?

オンライン講座の有効活用

オンライン講座の本当の有効な使い方は? オンライン講座の種類は?

 

英会話スクールの選び方

英会話スクールの広告が巷にあふれていますが、本当に自分にあうスクールを探すのって難しいですよね。そこで、どういうポイントで選べばよいのか、どういうシステムが自分の目的にあっているのかを考えてゆきます。(ぜひ皆様からの情報もお待ちしています)これは、あくまでも、自分に合うスクール探しをするための情報であって、スクールの宣伝や悪口ではありません。数多くの情報の中から、適切な情報をお知らせしてゆきます。

1.スクール選びのポイントとは・・・

英会話スクールは、それぞれ特徴があり、得意な分野がそれぞれ違います。また受講生もそれぞれ英会話取得の目的がちがうので、同じように英語を学んでも、効果が出る場合と出ない場合があります。その英語教授法がどんなに正しく、すばらしいものであっても、結局は、受講生の目的やレベル、得意な部分、不得意な部分により左右されてしまうのです。

では、どういう点に気をつけて選んだらよいのでしょうか?

受講生の側で、気をつけた方がいい点を次の通り挙げてみました。

  A. 自分のレベル、目的をきちんと把握し、理解しておく

  B. スクールの無料レッスンを必ず受けておく。

  C. それぞれのスクールの得意な点を知っておく。

  D. 勧誘に惑わされず、しっかりと自分の意見を伝えること。

  E. 教材を見せてもらい、必ずチェックしておく。

自分のレベルや目的をしっかりとつかんでおくことは、一番重要です。レベルは、各スクールでもチェックをしてくれますが多少ばらつきがあります。TOEICやTOFLEを受けたことがある方は、それを目安にするといいでしょう。(ただし、TOFLEの方がやや難しく、点数が低くなっていると思います。)また、そのレベルの中身の得意、不得意もできることなら、自分で把握していた方がいいでしょう。

では、次に英会話スクールのレッスン方式によるメリット・デメリットを考えてみましょう。(11月8日更新しました)

英会話スクールにはそれぞれ特徴がありますが、スクール別の特徴とは別に、レッスン方式ごとに特徴があります。少しでも効果的に、しかもより安い金額で早く上達するためには、この方式のメリット、デメリットを知った上で、自分の目的にかなうかどうかを吟味して選択する必要があります。たいへんすばらしい英会話スク−ルであっても、あるいはそうでなくても、このレッスン方式が自分に合っているかいないかは、その後の上達を大きく左右します。

2.レッスン方式の特徴

レッスン方式の主なものは次のとおりです。

A. プライベートレッスン(マンツーマンレッスン・通学)

B. セミプライベートレッスン(通学)

C. グループレッスン(通学)

D. 教室方式(通学)

E. 電話レッスン

F. オンラインレッスン(ネット経由・eラーニング)

まずはプライベートレッスンについて考えてみましょう。

A. プライベートレッスン

特徴としてはやはり、一番英会話の上達に近い形といっても過言ではないでしょう。とにかく1対1で誰の助けも借りず、先生と話すというのはとても英会話の上達に役にたちます。(ネイティブの人間の場合のみですが)短期でも長期でも、このやり方が一番効果的なのはまずまちがいありません。でもデメリットもあります。それは、教師のレベルや経験によってかなりの差がでてくること、他の受講生がいないため、比べ様がない、価格が高い、キャンセルが難しいなどです。そして実は一番大きい問題は教師との人間関係です。プライベートレッスンの場合、たいていは担任制をとっているところが多いのですが、担当の教師との相性は、勉強のすすめかたに大きく影響します。相性が良く、お互いが好感をもてる相手だと相乗効果で、プライベートレッスンの本領が発揮されます。しかし、相性が悪かったり、お互いに相手の態度や言い方が気になってくる場合、そこが密室でなおかつ1対1のため、グループレッスンよりもより多く悪い影響が出てしまいます。相性の悪さや価格の高さは、どうしても通学に支障をきたし、続かなくなってしまったり、キャンセルが多くなったりして、いずれ足が遠のき、やめてしまうことが多くなります。せっかく自分から勉強しようとして高いお金を払っても、これでは、ドブに捨てるようなものです。英語や英会話の勉強は少しずつ継続していくことと、ある時期に必死で勉強することの両方をうまく使いわけるのがより効果的なので、プライベートレッスンに関しては長くコンスタントにやっていくのがいいのです。でも上のような理由で、それが難しいというのがなんとも悩ましい話です。

解決法としては、率直に英会話学校のコーディーネーターに話し、なんとか先生を変えてもらうようにお願いするとか、各学校で相談窓口があるはずですので、そこに相談してみるといいと思います。教師に直訴する方法もありますが、やり方によってはただよけい気まずくなってしまうこともあるので、間に入ってもらう方がいいと思います。勉強の進め方へのクレームなども、学校に話しておいた方がいいと思います。

B. セミプライベートレッスン

グループレッスンとして扱っているスクールもありますが、ここでは、2,3名の固定、非固定受講生を対象とするレッスン方式として扱います。

プライベート(マンツーマン)レッスンが、英語習得の上でとても有効だということを上で述べたとおり、通常は人数が少なければ少ないほど、限られた時間内で学ぶことに対して集中できます。しかし、上で述べたようなデメリットもあり、そのようなデメリットを経験した方、あるいは経験しやすい方には、プライベートレッスンの次に有効なのが、このセミプライベートレッスンでしょう。

最大のメリットとしては、やはりプライベートレッスンに比べて価格が安いということだと思います。そしてグループレッスンより人数が少ないため、きわめてプライベートレッスンに近い形で、勉強を進めていくことができます。そして運良く組合せや当日の事情によっては、「プライベートレッスン」になる可能性も高い、お得なコースということになります。そして他の受講生と自分との違いがわかる、仲間意識が芽生え、勉強に対しての意欲をキープできるなど、他の受講生との関係もプラスになることがあります。

デメリットとしては、プライベートと違い、講師との関係が薄くなる、1人あたりの練習時間がプライベートに比べて短くなるのに、レッスン料は1/2や1/3ではない、遅刻してくる受講生がいたり、個性的な受講生により雰囲気や話題がこわれたりひっぱられたりする。(特に指導する講師の指導力にもよります)、同じレベルでもその中身が違うため、授業の進め方が難しく、個別な効果的指導ができないなど、セミプライベートならではのメリットがデメリットでもあるという状況があります。

この場合、「対講師」に対しては、プライベートより問題が少なくなりますが、「対他の受講生」との問題が多く発生してきます。特に、レベルの内容の差と受講生との人間関係や相性です。

ここで少しレベルの話をします。レベルチェックで分けた場合、上級と初級は指導方法は難しいものの、英語の総合力とそれぞれの得意・不得意な部分が比較的極端ではないため、指導回数に応じた指導方法をしてゆけば、さほど問題はありません。ところが、中級準備クラス〜中級上のクラスは中級といっても非常に多種多様なレベルが存在し、良心的なスクールほど、教えるのが難しいというのが本音です。次にあげるのはレベルの内容です。総合レベルと個々のAbilityのレベルを平均化してしまうと、個々の能力が見えなくなってしまうということを理解していただきたいと思います。また、TOEICの点数やレベルの分け方は、あくまで私が経験してきた企業研修でのクラス分けに基づく数値ですので、スク−ルや講師の判断によっても、かなり差がでてしまうということをご理解下さい。

レベルの内容

「レベルの総合的判断」

初級レベル・・・・・・・Beginner Level, TOEIC 380未満

中級準備レベル・・・Advanced Beginner Level, TOEIC 380〜460

中級下レベル・・・・・Pre-Intermediate Level, TOEIC 460〜540

中級中レベル・・・・・Intermediate Level, TOEIC 540〜720

中級上レベル・・・・・Post-Intermediate Level, TOEIC 720〜850

上級レベル・・・・・・・Advanced Level, TOEIC 850以上

「レベルの個別判断」

Communicative Evaluation:

1. Speaking  2. Vocabulary  3. Pronunciation

Comprehensive Evaluation:

1. Listening  2. Reading  3. Grammar

中級準備レベル〜中級上クラスまでの傾向

・Speaking, Listeningが強い人は、Pronunciationも比較的強い。

・Vocabularyは比較的平均化している

・全体的にReading力が低い。初級レベルの人と変わらない人もいるため、他の能力があがってもこのレベルにとどまっている人が多い。

・Speakingが他の能力に比べて突出して良い場合、Grammar, Readingが他の人よりなぜが低いケースが多い。

 

以上のようなレベル、傾向を見ていただいておわかりだと思いますが、中級のクラスというのは、レベルの点数も幅広く、その中身の内容もバラエティに富んでいて、なかなか一筋縄ではいかないクラス(笑)ということを理解していただけたと思います。(それだけに、このクラスを上達させるのが、講師やスクールの醍醐味でもあるわけなのですが)

上の傾向でいうと、英会話スクールに通ったため、SpeakingとListeningの能力が伸びたので、中級に移行したものの、その他の能力が伸び悩んでいるため、全体的に総合力では低くおちついてしまうという受講生が多いようです。Reading力が弱いというのは中級というより、日本人全体の傾向のようです。TOEICなどでも、はっきりと数字に出ているようです。意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、日本人はそれほどSpeaking, Listeningは弱くなく、むしろReading力を高める必要があるようですね。それだけ、スクールや自己の勉強で英会話を学んできた人が増えたということもあるかもしれません。一般的に「日本人はグラマーが強い」と思われている通説の方が、まちがっていると思います。日本人はグラマーが思いっきり苦手です。上のクラスに行けば行くほど、時事英語やニュース、新聞を使った訓練をしますので、日本語でも新聞や本も読まない人は、会話に参加することもできなくなってしまいます。

 

で、結論から言うと、初心者と上級者にはわりあい合ってるこのセミプライベートレッスン(特に初心者には有効。他人が答えるのをその場で聞くことができるというのは、何もしなくてもその人のレベルアップにつながります)ですが、中級レベルの人には向かないようです。中級レベルの人でこのクラスに向いてる人というのは、「きちんと自己学習できていて、なおかつ確認のためにスクールに通学する人」「他の学習方法の経験があり、仲間を求めて通学している人」「他人のレベルがまったく気にならない、もしくは気になることが刺激になって勉強意欲を向上できる人」で、そういう人たちにとっては、何よりもこのセミプライベートレッスンがむしろ有効な手だてとなるでしょう。

(12月27日更新)

C.グループレッスン

通常グループレッスンの人数は、4名〜6名ですが、スクールによっては、8名ぐらいまでをさす場合があります。また、大きなグループとは別に4,5人の小グループレッスンを設けているところもあります。

結論から言うと、人数がこのくらいになると、もはや一人二人減っても増えても、あまり変わらないでしょう。グループレッスンは休みやすいという、最大のデメリットと、低価格という最大のメリットの両方をあわせもちます。デメリットとしては他に一人一人に対するケアが薄くなること、教師の指導力が強くないと成立しない、大勢いるので、なんとなくできた気持ちになってしまい、上達しないなどということがあります。が、それにもかかわらず、やはり低価格であるということ、一人一人にはあまり丁寧ではなくても、少しでも英語に長く接していたいという人には、続けやすいようです。また、人間関係もグループなので、わりあい楽であったりします。また、いっしょに学ぶ人とたくさん知り合えて、情報交換しやすいのも特徴でしょう。上達という面からいうと、あまりおすすめはできませんが、英語に接することに重きを置く人には、まずグループレッスンをおすすめします。その上で、自分がどの程度、勉強に対するモチベーションを持ちつづけられるかがキーとなるでしょう。他の人のまちがいや、発音、表現の仕方も、いろいろな意味で勉強になります。ただ、そのことがかえってストレスになる場合もあるので、マイペースでレッスンに望むことが必要ですね。大きなグループの中で、指導力を発揮できれば、かえって英語への自信につながるかもしれません。グループレッスンで重要なのは、積極性です。教師にも印象深くなりますし、グループ内で話題を提供できるようになれば、プレゼンなどのときに勉強になるかもしれません。大勢の前で英語を話す訓練は、なかなか機会がありません。そういう意味では、ビジネス英語を学ぶ人、初心者と上級者が、自分を試すためにグループレッスンを受けることは、レベルアップにつながる可能性も高いでしょう。

D.教室方式

これについては、逆に英会話学校の昨今の中でむしろ少数派というか、昔からメソッドをきちんと持った学校だけが取り組める状態になっているようです。最近の主流はむしろ、社会人向け、キッズ向け、少人数制、低価格となっているので、教室方式のところは少ないように思います。ただ、たくさんの人数を教えることのできる講師というのは質が問われるので、比較的大学や高校で教えた経験のある講師が多いようです。また、大勢の生徒の中できちんとリーダーシップを発揮できる比較的年齢の高い講師が多いと思われます。ただ、この場合、本人のやる気次第で、一人一人に対するケアが違ってきたり、あまり細かいところまで質問しにくかったりするので、教室外でもコミュニケーションをとるつもりでがんばらないと、ただ漠然と授業を聞いて終わり、になりかねません。人数が多いので低価格にはなると思いますが、効果というと、プライベートやセミプライベートの比較にはなりません。ただ、たくさんのいろいろな英語を学ぶ人たちと情報交換ができたり、一種の大学や専門学校の延長のような捉え方で、自ら学ぶ姿勢があれば、メソッドにもよりますが、比較的効果的に学ぶことは可能でしょう。大勢いるのでかえって通いつづけるのが苦ではないという側面もあります。いきなり少人数がつらいという方には、まずこの教室方式、もしくはグループレッスンを試してみるのもいいかもしれません。(次回は2月末)